「生涯未婚率」って何?どうして男性の未婚率が高いの?50年前との比較は?

よく聞く「生涯未婚率」とは「ある人が50歳になった時に一度も結婚したことがない」と予想される確率を言います。もちろん、50歳を過ぎてから初婚になる人もいるので、50歳時に結婚歴がない人全員が、生涯未婚だとは言えないのですが、50歳を過ぎての初婚者は非常に少なく、統計開始当初(戦後まもなく)は「50歳で未婚の人は自分の確固たる意思で結婚しない人、病気等で結婚できない人」という了解がありました。50歳過ぎの初婚者は統計上無視できるので この定義となっていますが、「結婚したくてもできない人」が増えている今、これでいいのか、という気もします。。

最新の日本の生涯未婚率(2018年) は

<出典:「人口統計資料2014」(国立社会保障・人口問題研究所>)
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2015/27webhonpen/html/b1_s1-1-3.html

男性:23.37%
女性:14.06%

となっています。男性は4人に1人、女性は7人に1人が一度も結婚せずに生涯を終えるという見通しになっています。

これを、50年前と比較してみましょう。

日本の生涯未婚率(2018年) では<1970年の生涯未婚率>

<出典:「人口統計資料2014」(国立社会保障・人口問題研究所>)
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2015/27webhonpen/html/b1_s1-1-3.html

男性:1.7%
女性:3.3%

男性で結婚できないのは100人いて2名弱。今と違うのは、男性の方が結婚できていたということです。1970年時点で戦後25年経過していたので、戦死して男性の適齢期適齢期の男性が少なかったから、どんな人でも結婚しやすかったということでもなさそうです。

要は当時は、社会の圧力が強すぎて、特に男性は、病気や障害などで物理的に結婚生活が難しい人以外はほとんど「結婚させられていた」というのが現実です。いい年になれば縁談が舞い込み、断れないわけです。

逆に女性の生涯未婚率が男性の倍あったのは、複数の要因が考えられます。

1.古い(戦前の)価値観からは、病気などで子どもが産めない、育てられない女性は「嫁候補」になりえなかった、したがって縁談の対象にならず結婚できなかった。

2.戦後、男女同権になり、家庭や社会に引きずられる男性と比較して、女性の方が「独身貴族」的な生き方が許容されていた(「一部の跳ねっ返り」として)。

この両方でしょうか?戦後の有名人女性である、美空ひばりさんや長谷川町子さんも結婚歴はないんです。

つまり、普通に「結婚したい」と思っている人はよほどのことがない限り結婚できていました。それがどうして今のようになってしまったのでしょうか?理由はいくつか考えられます。

1.女性の社会進出で男性と結婚しなくても自活できるようになった(好きなように行きたい人はそれが経済的にも叶う)

2.お見合い結婚の減少(現在のお見合い結婚は5%くらいです)

3.一部のモテ男性(恋愛能力、コミュニケーション能力最上位)が結婚→離婚→結婚を繰り返す(女性のバツイチ以上は増えるが「未婚」ではなくなる)

この3つの理由が絡まって、男性の未婚率がかなり高くなってしまいました。「結婚したくてもできない」のは、年収が低い、外見がダサい、コミュニケーション能力が低いなど「スペックが低い男性」が多くの割を食う形になっています。

男性の未婚率が多い部分(約10%)については、彼らは50年前であればほぼ確実に結婚できていたはずです。終身雇用のレールに乗っていたはずで、周囲も放っておけないと縁談を世話して、お見合いした女性にも(この人に決めなさいという)圧力がかかっていたのです。

昔がいいというわけではなく、いろいろ社会や世間によって圧力となっていた部分がなくなった結果、このような状態になりました。年収やコミュニケーション能力、外見を改善するのは容易ではなく、一番効果的なのは結婚相談所に入会して昔のように「お見合い」の機会を増やすことになります。今は、「お見合いおばさん」を探すのもかなり困難になっています。

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